おいしい音楽きかせてあげます -2019年7月19日・小金高校軽音部引退ライブ
この日はトリプルブッキングだった。サークル活動(2つ)・引退ライブ…
予定をちゃんと確認しないのがいけなかった。
Anfiniが8月にレコ発ライブやるし、今回の所は見送りかなぁ…と数日前まで思っていた。
だが、その事を大学の友人に話したところ「いや、ライブ行け」と言われた。最初は悩ましいところだったが、何回も言ってくるので、結局大学を犠牲にしてライブに行く事を選択した。
結論から申し上げれば、この選択は恐らく大正解だった。
移動時間でロスを生んでしまい、1時間ほど遅れての参加だったが、ドアを開けた瞬間から今日は違うなと思った。というか最近、北初富に入る時に、ドアを開けた瞬間まず誰に遭遇するかが密かな楽しみ(?)になっていた。今日はしらとり君だった。そしてごまどうふ、吉澤、ハルサワールド、小夏っちゃん、少し遅れて馬場っち etc… 懐かしいな。お互いそれぞれの道へ進んで早3ヶ月。自分たちが思っている以上に時の経過は速いもので、懐かしいという感情に客観的に同意を示しつつも、同時に違和感を覚えた。
また例によって各バンド毎について書こうかと思いますが、眠くなってきたので特に関わりがあったじぇりぃふぃっしゅとAnfiniに絞って。
まずじぇりぃふぃっしゅ
じぇりぃふぃっしゅは一曲目が毎回ライブごとに違ったので、今日は何を演奏するのか楽しみだった。アレンジ前奏付きの「湊」が来た時、「そうかそう来たか」と思った。自前のオリジナルを一番最初に持ってくる。それ自体は別に凄い事ではないが、たいていオリジナル曲は中盤か最後に持ってくる事が多いように感じる(引退ライブなど、節目の機会には尚更である)。特に選曲に重要な意味など無いかもしれないが、オリジナル曲を冒頭に持ってくるというのはありそうであまり見ないなぁと思った。
女子校戦争→じょいふるという選曲はずるいな。いや、ずるい。こんな順序組まれたら、誰だってこのライブが楽しいと感じる。まさにおいしい音楽だ。それに、あめそこさんの言葉を引用すれば「今の小金は誰かが盛り上げ役として引っ張らなくても、自然と盛り上がる雰囲気が出来てる」のだ。最後のビーサンではそれが顕著に現れていたと思う。みんな自然と行う手拍子、サビでのコールアンドレスポンス。高校生の時には気付かなかったが、これがみんなが一丸となって当たり前のように出来てるのって小金高校ぐらいだなと分かった。つまり、みんな輝いている(無理矢理繋げたとか言わないで)。
そしてAnfini
一曲目に椎名 林檎の「キラーチューン」が来るとは誰が思うだろうか。知ってる曲なので思わず笑みがこぼれる。サビの長高音がめっちゃ良かった(小並感)本家とはまた違う、Anfihiテイストのキラーチューンで聴き応えのある一曲だった。
二曲目、「あいもよう」。ちょうど1年前(2018年7月20日)、同じく小金の引退ライブ「波枕」にて聞いた時以来だった。最初、既存の曲のカバーかと間違えるほどの完成度の高さに衝撃を受けたことは今でも忘れていない。囲碁・将棋系のアニメの主題歌に使われそうな曲調。Anfiniオリ曲の中で、円盤化して欲しい曲第1位である。8月11日がますます楽しみになってきた。
三曲目、「Show Down」。3月のレコ発ライブの時に衝撃を受けた曲。しばらくコンピアルバムの曲の中でこれしか聞かなかった時期があったのはここだけの話である。
四曲目、「StaRt」。自分の記憶だと小金企画「観世水」(2018年1月20日)の時の印象が強い曲。Aメロ部分で手を叩くの良いよね。楽しい。観世水の音声と今日のライブ音声を比較してみたら、きっと技術の向上度合いが手に取るように分かる気がする。
あっ、一曲一曲講評をしているようで気持ち悪い。この辺でやめにしよう。
MCの途中でAnfiniのボーカルが思わず涙する場面があった。人の涙に釣らやすい所がある僕は少しウルッと来てしまった。いや待て、ここで泣くのはまだ早い。まだ今日は終わりじゃない。涙は最後までとっておこう。残りの高校生活を生き続ける彼・彼女らのためにも。
後輩ちゃんから「しゅーたく先輩は来ると思ってました」と言われたの、めっちゃ嬉しかった。元軽音部じゃないし、小金生ですらないのにまるで小金生であるかのように暖かく迎え入れて下さる北初富の環境に、改めてありがたみを感じる。3月以来会えてなかった人とも会えた。次いつ会えるか分かっていたり、分からなかったりマチマチだけど、「みんな変わっていない」様子で本当に良かった。次、北初富の地でみんなで会えるのは3月になってしまうのか。これは…せっかくなら…おいしい音楽きかせます。おいしい音楽。