月刊「摩天楼」プロジェクトについて
この度、月刊「摩天楼」というプロジェクトを立ち上げました。月刊「摩天楼」とはなんなのか、概要などを書き連ねています。
月刊「摩天楼」とは何か
月刊「摩天楼」は、普段の20,30分のライブステージでは伝わらない、伝えきれない、何か理由があって伝えていない、アーティストひとりひとりの音楽にかける想いや、曲作りに対する考えに焦点を当て、それを対談形式で紹介することを通じて、アーティスト同士はもちろん、アーティストを支えるお客さんも一緒になって、ひとりひとりご自身における音楽の在り方や、自らの思想(感性や価値観といったもの)についての考えを深め、それを昇華していくというプロジェクトです。
毎月の対談の様子は、ラジオ番組仕立てにまとめ、Apple MusicやSpotify等の付帯サービスとして展開されている「ポッドキャスト(Podcast)」に配信していきます。本プロジェクトの趣旨からは逸脱しますが、アーティストの皆さま一人ひとりに焦点を当てたものですし、ご自身の音楽活動の一つであると本プロジェクトは考えておりますので、今後のライブ情報など皆さまの音楽活動の支えとなるような情報発信も行っていきたいと考えている次第です。
月刊「摩天楼」を行うにあたり・・・
この月刊「摩天楼」ですが、どのようにおこなっていくのか?
「月刊」と名乗っているように、毎月やっていきます(いきたい)。
具体的には、前提として普段のライブ形式では伝わらないモノに焦点を当てる以上、従来のライブ形式では本プロジェクトは達成出来ないと考えています。
そこで、毎月一組のアーティストに独占取材のような形でインタビュー:2,3曲程度演奏を交えながら、本プロジェクトにまつわる事について語って頂き、それをレコーディングしてラジオ番組のようにまとめて、ポッドキャストサービス(Apple Podcasts, Spotify Podcast, Google Podcast, Anchor)に配信していきます。
そして、ある程度取材アーティストの組数がまとまってきたら、月刊「摩天楼」(以下、本番組とします)のリスナーの皆さん(リスナーなんて出来るのか不安で不安で仕方ないですがアセアセ)や、過去の本番組への出演者同士で、「この方のお話がもっと聞きたい!」「取材での話を聞いて改めて曲を聴いてみたい(ライブが観たい)!」といった、反響の大きかったアーティストを中心に、今度は実際にHWGのステージでライブ形式のような形で行います(総集編のような感じ)。
まとめると、
- 毎月:一組のアーティストをお呼びしてポッドキャスト配信
- 年1くらい:総集編の如く、HWGのステージでライブ形式のように開催
と、いう具合に連鎖的に続けていければな、と考えています。
ですが、正直何もかもが初めてですし、本プロジェクトが皆さんに受け入れて頂けるかも皆目見当つかないので、最初の半年くらいは様子見も兼ねて試行錯誤をしながらやっていければなぁと考えています。そのため、最初のうちはどうしても私と個人的に関わりがある方が中心になると思います。ですが、本プロジェクトが軌道に乗って多くの人々に認知されていけば、それまで私と個人的な関わりは無かった方などもご出演頂けば幸いです。
プロジェクトへのご参加から終了までの流れ
本プロジェクトへの参加からポッドキャストへの配信までは、概ね1ヶ月~1ヶ月半程度を要すると考えています。そのうち、ご出演頂く方から頂戴するお時間は、事前打ち合わせと実際の番組収録の2~3日間です。まず、本プロジェクトへのご参加(番組へのご出演)の承諾を承ったのち、1週間~10日程度で実際に収録する際にお話し頂く内容をご自身で決めて頂き(そこまで筋道立ててがっちり決めなくても大丈夫です)、その後事前打ち合わせということで、私、制作サイドと、番組収録予定日・番組配信(公開)予定日のほか、実際に収録の際にどのような展開で対談するか、またその際に演奏する曲や順番など、具体的な項目を決めていきます。出来ればHWGにお集まり頂き、ある程度まとまった時間を費やして打ち合わせしたいですが、皆さまの予定の兼ね合いやこの時局ですので、Zoomによるオンラインや、最悪(?)TwitterのDM等、柔軟に対応します。また、取材内容や皆さまの要望などに応じて、事前打ち合わせを複数回行うことも想定しています。
そして、事前打ち合わせから約1週間~10日後に、HWGのいつものステージで実際に番組収録を行います。収録内容の展開や演奏曲の確認など、最終調整を行ったのち、対談部分の収録をまず行い、その後演奏曲の収録を行います。先述の通り、本プロジェクトは普段のライブステージを端緒としている趣旨に鑑み、レコーディングのような本格的な録音ではなく、普段のライブステージ同様一発録りの要領で収録します。
収録を終えたら制作サイド(私一人ですが)の方で編集作業に入ります。ご参加頂いた皆さまには大変恐縮ですが、番組全体は20~30分(うち対談部分は15~20分)程度を限度として制作するため、お話し頂いた内容全てを掲載する事が出来ない場合がございます。そのため、「どうしてもここは載せてほしい」や「ここは載せなくても大丈夫」など、打ち合わせ・収録の際にお申し付け頂けると幸いです。
編集が終了し番組が完成したら、ご参加頂いた皆さまに試聴して頂き、展開・内容の確認をして頂きます。特に修正などの必要が無ければ、各種ポッドキャストサービスへアップロードし、サービスにより審査等で多少日程が前後する可能性がありますが、概ね打ち合わせで決定した予定日までに公開されて、一連の流れは終了です。
ポッドキャスト配信番組:月刊「摩天楼」の構成
一応、現時点での私自身の考えなので、ご出演頂く皆さまの意見なども交えていきたいと思いますが、以下の通りです。
- オープニング(~1分)
- 挨拶代わりの演奏1曲(3,4分)
- お話①(5,6分)
- 演奏2曲目〈任意〉(3,4分)*1
- お話②(7,8分)
- ライブInformation枠(1,2分)*2
- 締めのお話(2,3分)
- 別れの1曲(3,4分)
上記時間を合計すると、全体で25~32分になります。これが長いのか短いのかも含めて、やってみないと分からないところが多いです。はい。
「ライブinformation枠」は、冒頭で記した通り、本プロジェクトはアーティストご自身の音楽活動の一つであると考えているため、ライブ情報の発信をするための枠を設けています。副次的なものとして、HWGのライブ情報を発信するコーナーとして、まだライブスケジュールには未掲載のライブや、出演者募集中のライブなどの情報発信も行えていければ尚良いかなぁと個人的に考えています。なので、「ライブInformation枠」については、なるべく最新の情報に対応出来るよう、出演者のライブ情報については番組収録時に併せて収録しますが、HWGのライブ情報については番組収録時とは別のタイミングで収録したいと思います(HWGライブ情報コーナーは私が喋るので最悪宅録でもなんとかなるでしょ)。
なぜこのプロジェクトを立ち上げたのか
直接的な理由とかは実は特にないです。9月中旬の深夜2時くらいに、ベットに横になってTwitter見てた時にふと「普段のライブステージだけでは分からないアーティストの側面にスポットを当てる企画とか面白そうだなぁ」と思い付きました(聞いてない)。
ただ、私のこれまでのHWGでの出来事を振り返りながら考えると、ライブ中のMCでめちゃくちゃ想いを語っている出演者とか、「うぉーすげぇ(語彙力)」みたいな感想をもつMCってたまにあるじゃないですか?そういう話をもっと、ちゃんと聞いてみたいなぁって思うことないですか?恐らくそういう過去のライブで見聞きしてきたことが遠因なんじゃないかなぁ、とは思います。
最後に、ご存知の方も多いと思いますが、私は曲作りはもちろん、楽器を手にして本格的な音楽活動をしたことのない、〝お客さん〟であり続ける者です。〝お客さん〟であり続ける者がアーティストの音楽性を問うようなことをすることは、本質的に理解することは出来ないと考えられる方もいらっしゃると思います。ですが、これは換言すれば普段のライブステージにおいて、音楽の表現者であるアーティストと、客席で見るお客さんという表現の受益者の二者の構図に結び付く事になり、同時にアーティストの考えや想いに直接触れることによって、表現の受益者であったお客さんもまた、アーティストと一体となって表現者となり、自らの音楽というものを形成していく、という理念のもとに本プロジェクトを遂行したいと考えてる次第です。
月刊「摩天楼」を通じて、皆さまの今後の音楽活動や自身の表現活動に何かしらの糧となり、またそれがより多くの人々に伝われば幸いです。