ただ、日々を。-2019年7月14日・day’s レコ発ライブ
久々の高校生イベント。
ほんの数ヶ月前まで高校生だったのに、なぜか会場に行く時少し足がすくんでしまった。
ここ最近、毎週日曜日にHWGにいくのが定着していたので、別段特別な感じとかは無かったけど、なんだか今日は違った。
既に会場にはお客さんがたくさん。流石しらとりくんがいるイベントは集客力が違うなぁと感じる。
どこで入ろうか迷った。いつもの流れだったらday’sで入るのが妥当だけど、きっと僕以外にもそこに入る人はたくさんいるだろうと思い、黒板を見てふっと目に入ってきた半ライス大盛りにした。
各バンドについて詳細に書こうかと思ったけど、単純に疲れそうなので割愛する。が、せっかくなので半ライス大盛りとday’sについては触れておきたい。
まず、半ライス大盛り
一曲目がyonigeのアボガドで、知ってる曲がきたので思わず「おっ!」と言ってしまった。声が特徴的という訳ではないが、歌い方に個性があるなと感じた。サビの高音域で若干裏返る(?)。喉の使い方がうまいのだろうか。音楽的知見は皆無に等しいのでよくは分からないが、合唱の発声とバンドの発声をうまく融合させたような歌い方は、聴いてて引き込まれるものがあった。
と言うか、ベースボーカルなんですね。いや…かっこいい(小並感)
二曲目、Hump backの星丘公園という曲らしいです(調べた)。なんだこれ、めっちゃ良い曲じゃないか。メジャーデビューはしてないのか。apple musicリリースはよ。毎晩聴きたい。
はい、ライブの話をしましょう。途中のベースがもの凄くカッコよかった。あ〜この曲はベースボーカルにもってこいの曲だなぁと思う。
なにより衝撃なのは、彼・彼女らがまだ高校2年生だということ。ずば抜けて技術が高いとか、超個性的とかそういう訳ではない。ごく普通の高校生バンドかもしれない。ただ、それは高校生バンドというフォルダの中の話であって、高校生というフォルダで見れば、楽器を演奏して、ライブに出て、時間を共有する。これ自体もさほど凄い事ではないかもしれないが、そういう事を生活の一部に取り込めている人って、本当に素晴らしい人生を送れているなぁと感じる。自分がもしかしたら知りもする事無かった鎌ヶ谷市の片隅で、音楽を通じて、自分を、誰かを、世界を磨いている。全部、今しか出来ない事だ。高校生活も折り返し地点に差し掛かるところ、一日一日を一生懸命に生きて欲しい。こんな事、今しか出来ないから。
そしてday’s
いてもたっても居られなくて、観客席の前ほうに足を踏み入れてライブを見た。
高校生は輝いてるなぁ、終始思った。自分のところだけかもしれないが、大学にはこんな人いない。そこら辺の大学生なんかより、はるかにカッコよかった。
なにより、雰囲気作りが上手かった。こちらが身構えることなく、自然と彼らの演奏に身体が溶け込んでゆく。荒れ狂うドラムとベース、対照的に、静かに荒波をたてるボーカルの歌声。それらが生み出す調和が、彼らにしか出せない音を出していたように感じる。それに同調するように、見ている側も一体となって、自分達にしか出せない音を出す。この時が、今までの彼らの到達点であり、これからへの通過点を迎えた瞬間であろう。
…はい、疲れてきちゃいました。もうとにかく言いたい事は一つ。本当にカッコいい。輝いてる。いつか終わりが来るかもしれない(来て欲しくはないが)。その時まで、今日のこの最高の状態をキープして、全力で走り抜けていって欲しい。ひとまず区切りとなるみたいだが、休みではなく、次への準備期間と思った方がいいかもしれない。またあの音を聴くまで、ただ、日々を。